今年の春休みのこと。
中学生の娘がいきなり「自転車の色を変えたい」と言ってきた。

新車で購入して、5,6年経過し、色落ちしてきている。

「よっしゃ、一緒に色を塗り替えよう」と、わたし。

・・・父親の腕前を見せてあげよう。一緒に過ごすめったにないチャンス。

春休みの思い出になればいいな。

 

 

#現状はこんな感じ

外置きにしているので、色落ちしている箇所がちらほら。
ちょっと、ブサイクだ。

 

 

#どんなふうにしたい

・色

色は思い切って「赤色」に決定。

 

・デザインなど

どのような色彩にするかとか、模様にするかとかは、娘に一任。

#どのような作業があるのか

自転車の完全化粧直しみたいな作業は始めてなので、どんな作業になるかリストにした。
これくらいの作業の粗さで大丈夫だろう。

・現状の写真撮影

自転車の部品を取り外していって、塗装してから、組み立てる際に、どのように部品が付いていたかを記録しておいた方がよい。写真にするか、スケッチにするか。分解の順番に部品を並べておくかする。

・作業場所の確保

自転車の分解、塗装、乾燥、組み立て、調整のできる場所を確保する。面積は、おおよそ、3,4m四方あれば良いかと。

・ペンキがついて困る場所を養生する

ビニールシート、ダンボール、ビニール袋などでペンキが付着したら困る場所をふさいでおく。

・自転車を分解する

分解範囲は、少なくして時間短縮をしたいところ。しかし、塗りこぼしが発生するのが嫌なので、ほとんどの部品をばらすことにした。

・下地処理をする

ばらした部品の、汚れ、油、水垢の除去をする。あまりにもひどい汚れのところは、シンナーとかでふいてやるとよい。
ペンキが付着したら困る箇所には、マスキングテープで覆ってやる。

・ペンキを塗る

刷毛で塗るか、スプレーにするか。

刷毛で塗ると色ムラがでるので、スプレー式の塗料を選択。

ホームセンターで、一本千円以下で買うことができる。

スプレー式であれば、中学生の娘であっても、簡単に塗布できる。

うまく距離をとってスプレーしてくれて、ほとんど色ムラはでなかった。

 

 

・ペンキを乾かす

自転車の部品は、湾曲している部品があるので、乾かすにはちょっとコツが必要。
フレームは、シートやダンボールなどに塗装箇所でないところが接地するように置く。
ドロよけは、針金とかを曲げてひっかけを作り、なにかにぶら下げる。
注)ここでは、天気のいい日がベスト。なので、天気のよい日を選ぶ。

・組み立てる

部品をばらした順番とは逆の順番で組み立てていく。分解した順番で部品を置いておくとやりやすい。組み立て後に細かいネジなどが残らない。

・アライメント調整

車体アライメント調整箇所は、前輪、後輪の2箇所。フレームの進行方向の中心線に対し、前輪、後輪を一致させること。ここがずれていると、まっすぐに進んでくれないで、右か左にまがるくせがでる。
各部の調整箇所は、サドル、右(前輪)ブレーキ、左(後輪)ブレーキの隙間。ダイナモ(電灯機用)の位置調整。

・写真撮影

始めての色塗り替えにしては、結構きれいにできました。記念写真として。

・試乗と微調整

各部アライメントが正しく調整されているかどうか。実際に試乗して確認。前輪、後輪のアライメント確認は、手放し運転でまっすぐ進めば、OK。
サドルは、自転車にまたがった状態で、両足が着地していること。
左右のハンドルのブレーキは、握りしめた時に、ハンドルとの隙間が1cm位であること。ぎゅっと握ったら、ハンドルにあたるとブレーキが効かないので注意。

・完成

以上で完成。お疲れ様でした。
娘の「色塗りたい」から始まり、塗り終わるまで、2日の期間でした。実際の作業は1日で終了。

#作業するのに必要なものリスト

・塗装類

  • 赤色のスプレー缶 2本(途中で無くなった為、1本追加)
  • 黒色のスプレー缶 1本
  • 白色のスプレー缶 1本

 

・防錆類

  • 錆止めスプレー缶 1本

・工具類

  • モンキーレンチ
  • 六角レンチ(各種サイズあり)
  • ドライバーセット(ラチェット付き)
  • ボックスレンチセット(延長レバー、ユニバーサル)
  • プライヤー
  • スコッチ
  • 紙やすり
  • シンナー

 

・保護メガネなど

  • 保護メガネ
  • 軍手

 

#不足している必要なものを購入

  • マスキングテープ
  • 布テープ
  • カッターナイフ

 

 

#作業内容(以下の番号は参考までに。やりやすい順番でやる)

  1. ブレーキ類をばらす。サドルを取り外す。
  2. 前輪、後輪の軸周りを緩める。
  3. チェーンをギヤから外す。
  4. チェーンを切って取り外す。
  5. チェーンカバーを取り外す。
  6. 前輪、後輪を取り外す。
  7. 前後の泥除けを外す。
  8. フレームを上下ひっくり返す。
  9. 紙やすり、スコッチ、シンナーで下地処理する。
  10. ペンキを塗る。
  11. 乾燥させる
  12. ばらした順番で復旧
  13. アライメント調整

 

#後片付け

  • 養生テープ、シート、工具、塗料などを片付ける。

 

#作業終了

お疲れ様でした。

 

 

#まとめ

自転車のパンク修理とか、変速ギヤの入れ替えとかやった事があったので、自転車を分解・復旧することは慣れていました。

今回は、自転車のペンキ塗り替えを始めてやってみました。 ペンキ塗りは殆ど娘がやりましたが、始めてにしてはうまく塗ることができました。

大変よくできました。はなまるです。

お天気も大変良かったし、良い経験になったと思います。