わたしは、だいぶ昔のことであるが、バイクが大好きだった。
最初はモトクロス。そして、ツーリングが好きになった。
モトクロスからツーリングへ
初めてバイクに乗ったのは、高校生の頃だった。
巷で走っている原付き自転車とかが知り得る情報だったのだが、
友達の友達の125ccのモトクロス用のバイクにのせて貰った
のが始まりだった。
なんでかしらないが、バイクに興味を持ち始めた時期でもあった。
その友達に、モトクロス用のバイクに乗せて欲しい。と頼み込んだ。
すぐには実現できなかったが、何ヶ月かして、乗せて貰うことができた。
横で見ているのと、実際に運転してみるとでは、大違い。
簡単に思えていた運転技術もなかなか難しいと感じた。
それまでの、自転車に乗って遊んでいたのとは、訳がちがう。
ペダルを踏み続ける必要はないし、スピードは一気に出せるし、
その爽快感たら、自転車との比ではなかった。
最初はおそるおそるだった自分も、だんだんと大胆になってきて
借りたバイクなのに、いろいろ無茶なことをしようとした。
しかし、そうは思ってもなかなか技術的に難しいので、簡単に
できることではなかった。
ウイリー走行という、前輪を浮かしたままでの前進走行を試して
みたが、転倒するという恐怖からか思い切ってできなかった。
自分のバイクではない。というのもあったが。
最初はどこに出かけたのか
ウイリー走行みたいな、アクロバット走行はわたしには向かないと判断。
事故を起こしてもつまらん。もっと、楽しいことはないだろうかと考えた。
近くの河川敷や広場、近所の山あたりに出かけてはモトクロスの
真似事をしていたが、運転技術がなかなか難しいのと、結構転倒が
多いため、借りているバイクを壊してしまう事もいけない。
山道の走行はよりは、ロードを走って知らない町や岬めぐりなどを
したくなった。未知との遭遇に興味をもったわけである。
そう云う訳で、最初に訪れたのが自宅から4km離れた従兄弟の家だった。
ちょっとでかけるには丁度よい距離でもあってか、快適な旅であった。
従兄弟もバイクが好きだった。
バイクを従兄弟とわたしの間におき、話が弾んだ。
バイク好きに拍車がかかる。
丁度ゴールデンウィークの気候の良い時期だったので、爽やかな風が頬をなでて、
気持ちのよい走行時間であった。
従兄弟のバイクが好きもあってか、話が弾みますます興味を覚えた。
いつかは、どこか遠いところにいこう!!
僕らの夢が大きく弾んでいった。
何年か後、わたしはツーリングをすることになる。
あの時はどうして
いまでも思うことであるが、友達の友達の持物なのに、
遠慮なしにさんざん乗り回していたかなあ。
ずいぶん勝手きままだったと思う。そんなわたしに対し
何ひとつ文句を言わなかった友達の友達に感謝・感謝であります。
友達には優しくしてあげないといけないなあ。
まとめ
何年か前のことで、あいにく写真もなにも存在してはいない。
頭の中にある思い出の記憶をひっぱりだしただけなのに、
こんなにも懐かしく思える。
ほろ苦い気持ちになれる青春時代の思い出。
久し振りに味わった。
2018-05-03 公開