車の燃料は、セルフ給油が殆どですね。
給油する時に注意したい静電気があります。

ガソリンは引火しやすい。給油中に引火でもしたら
大変なことになりかねない。

静電気防止対策を心がけることにより火花防止をして、
安心給油で、ドライブを楽しみましょう。

静電気の起こるしくみとは

物体には、同じ量のプラスとマイナスの電気がある。

普段はバランスがとれているため電気は流れることはない。

バランスが崩れると電気が流れる。胴や鉄などの金属は

電気を通しやすい導電体であり、ビニールなどは電気を

通さない絶縁体と呼ばれる。

絶縁体は電気が流れないので溜まってしまう。

静電気は、絶縁体に電気が溜まった状態であるので、

近くに金属製のドアノブ(導電体)がくれば、

一瞬でドアノブに流れてしまう。

冬場によく見られる家のドアノブを触った瞬感とか、

車のキーをドアに差し込もうとした瞬感とかに、

バチッとなって稲妻のようなものが見える現象を引き起こす。

静電気の起こる3つの条件

1.接触帯電:物体と物体がふれあうことにより発生する。

2.はくり帯電:物体がはがれる時に発生する。

3.摩擦帯電:物体と物体がこすれあう時に発生する。

静電気の防止対策とは

静電気を防止するには、静電気の発生する3つの条件を

無くすことができれはよい。

しかし、常に静電気は見えないだけで発生しているので、

現実的には静電気をまったく無くしてしまうのは困難である。

衣類の静電気発生対策

1.市販の静電気防止スプレーや静電気防止グッズを使用する。

2.柔軟剤を使用する。洗濯の最後に使用することで静電気を起こしにくくする。

3.衣類を着るときの組み合わせに注意する。

静電気をおこしにくい材料は、木綿、麻、絹/レーヨンやナイロン、ウール・羊毛など、ニットやセータの材料になる。

・マイナスの電気帯びる素材=ポリエステル、アクリル、塩化ビニル

・中間 = 木綿や麻、皮、絹

・プラスの電気を帯びる素材=レーヨン、ナイロン、ウール

4.静電気は乾燥すると起きやすいので、

こまめに体の水分を補充したり、部屋の湿度を保つ。

車での静電気発生対策

車での静電気発生は、車から降りる時に座席のシートと体とが

こすれあい摩擦帯電が発生します。

そして、そのままドアを開けて下車し、ドアを閉めてからドアの

鍵穴にキーを差し込もうとしした瞬感にバチッとくる。

体に帯電したまま車の外にでていることになります。

ひとつの対策は、車の中で発生した摩擦帯電をそのまま持ち出さないで、

ドアをあけて車の外に出るときに手でアースしながらでれると良いです。

でもその場所と言えばドアの相手側のロック金具位ですので難しいです。

なので、ここはキーホルダー用の静電気防止グッズを車のキーに付けておきましょう。

それで静電気を防止できると思います。

ガソリンスタンド(給油所)での静電気対策

セルフでガソリンを入れる場合は、最初に必ず、

静電気除去シートを触っておくのがよい。

静電気除去シートに触ることで、静電気を逃しておくことができる。

静電気除去シートは、一見ゴムのような作りになっていて、

電気を通しにくように思われますがゴムシートの中に

導電性のものが練りこまれていて、穏やかに通電するように工夫されています。

なので、帯電していてもバチッと火花は飛ばないわけですが、

確実に静電気を逃してくれています。

まとめ

いかがでしたか?

セルフ給油に気をつけるべき静電気の火花。

身近にひそむ静電気のしくみを知り、防止することで

安全なドライブを確率しましょう。

2018-05-02 公開