ダイナモは車の重要な部品だった!
最近の車は故障しないのだろうか。
車の故障と言えば・・・ずいぶん昔のことになるが、
愛車のダイナモ(発電機)が壊れてしまった経験がある。
それは、ある冬の休日のことだった。
その日は電気屋さんで買い物をする事になっていた。
車で30分程度のところにある電気屋さんだ。
いつものように愛車を始動させた。
おかしいぞ!エンジンが始動しにくい
電気屋さんに到着するまではどうもなかった。
電気屋さんでトースターとか電子辞書とか
いろいろ見てまわり買物を済ませた。
愛車に戻り荷物を積み込み、エンジンスイッチを回した。
一回目はなんとか回転してくれたがエンジンが起動せず失敗。
寒いのでエンジンが起動しにくいのからなあ
なんて思いながら2回目を回す。
一回目よりも少し長い時間を回す。
回る勢いは弱ったもののなんとかエンジンが起動してくれた。
良かった。 今思えばラッキーなことだった。
夕方のことだったのでヘッドライトをつける。
エンジンの回転により明るくなったり暗くなったり明るさが変化するのだ。
今まではこんなことはなかったのにおかしいな。
バッテリーが弱ってきているのかしら、と思いつつも
なんとか動いてくれるのでそのまま帰宅する。
帰宅して一回エンジンを切って荷物を降ろした。
駐車場に戻ろうとしてエンジンを始動すべく
スイッチを回してもカチッと音がしただけでうんとも
すんとも言わなくなってしまった。
これ以降エンジンを起動することは不可能となった。
あの電気屋での出来事からして、
バッテリーが弱っていたのでついに上がってしまったのか。
とあきらめてバッテリーを充電することにした。
バッテリーの充電が完了するとエンジンは一発で始動した。
やはりバッテリーあがりが原因だったのだ。と一安心してエンジンを止めた。
なんだかおかしい!?
しばらくして出かけることになり、
エンジンを始動させる。
しかし、カチッとなっただけでエンジンは
起動しなくなっていた。なんだ、バッテリーは
充電しているのにどうした。バッテリーが死んでしまったか。・・・
原因不明である。
自分では分らないので、
ディーラーに持っていって見て貰うことにした。。
どうなってんの!!
ディラーに電話して症状を話した。
みてみないとわからない。ということで、
バッテリーを充電してからエンジン始動。
ディーラーに車を持ち込んだ。
見てもらうと、どうもダイナモの発電量が既定値より少ない。
という検査結果である。
どうしてですかと原因を尋ねると、ダイナモの中にある電線の
ショートとか断線の為に発電量が減っているとのことだった。
ショック!やはり壊れていた!
治りますかと聞くと、これは交換するしかないですね。との解答。
え、交換するとなると修理費用がかかるんでは?
と言うと見積もりしますね。との答え。
金額は忘れたがダイナモ含め
当時の価格で、修理費用は2,3万円位だったと思う。
車はバッテリーだけで走ってはいない。
ダイナモがあるから電気を消費しても補えるように
なっているんだなあ。と改めて車のしくみの一旦を知ったことだった。
このままでは、ダイナモがないと正常に走れないので、
交換を依頼した。ダイナモを取り寄せるのと
交換作業をするのでだいたい一週間位かかるそうだ。
修理を依頼した。
修理ができたら電話連絡お願いします。
というお願いをして、ディーラーから自宅までは
近かったので、歩いて帰宅した。
一週間後、ダイナモが交換されて愛車が帰ってきた。
車のダイナモが故障するなんて滅多にないんですけどねえ。
とディーラーの人のお話。
機械部品、それも電気を扱う部品は中身が見えないので
こういうこともあるんですねえ。と他人事のようだった。
年式が古いタイプだったので仕方がないのかなあと。
あらためて他の電装品とかゴム系の痛みが心配になった。
まとめ
古い型式の車については、トラブルの発生について
自分で予防対策を考えておかねばならなかった。
なので、ただ運転するだけではなく、ある程度の
整備知識を持っているのが当時の常識であった。
わたしも車の構造やしくみ部品の役割とか
整備方法とかに興味をもっていた。
自分で実際に触ったりしていたので
トラブル発生時は自分なりに対応できた時代であった。
現在は、全てが電子化されてきているようで
ほとんど自分ではいじることができなくなった。
すこし残念ではある。
今回取り上げたダイナモ(発電機)のトラブル発生事例は、
バッテリー外形のアイコン表示が運転席に
点灯されるので発見がはやい。
もし、点灯した場合は極力早く点検・修理をお勧めする。